高円寺のトム・ウェイツ・・
2012-07-16
高円寺のトム・ウェイツ・・
11月14日
ヴォーカル/ギターの横田恭子さん、ドラムの上原”ゆかり”裕さんと3人でやってる不定期ユニット「Moon Shine」で、久しぶりの稲生座に出演。
今日の対バンは、なんと桑田健志クン。
北海道から自転車で(!)上京してからもう何年も経つらしいが、元々は札幌を中心に活動していたシンガー・ソングライターだ。
ラウンドネックのドブロを爪弾きながら、しゃがれ声で淡々と歌う。
まるで高円寺のトム・ウェイツって言ったら、ちょっと褒めすぎかな?
それにしてもライブ前に入った向いの狭~い餃子屋さん、美味しかったな!!
Phooh!!
湘南電車
2005-12-25
湘南電車
11月9日
藤沢は宮前ユキさんのライブで毎月行っている好きな町のひとつだが、
テキーラでは初めて。
場所は、最近ライブを始めたばかりというエスニック・バー「ジャミン」藤沢店。
仕入れたばかりというPAシステムと小1時間戦いながらサウンド・チェックした後、ビールを飲みながらスタートを待つ。
三々五々集まって来るお客さんの半分以上は、常連さんらしいが初めて見る顔ばかりだ。
貸し小屋状態のライブハウスと違って、こういうお店にはお客さんがついているから楽しい。
もちろん最前列のお客さんとは手を伸ばせば握手のできるくらいの距離で、この広さもテキーラにはちょうどいい。
茅ヶ崎ラナイに続いて、ここも新たな湘南の拠点になりそうだ。
それにしても湘南地区のお客さんはノリがいいしフレンドリーなので、ついつい飲み過ぎてしまう。
その結果、やはり帰りの足が。
湘南電車、もう少し遅くまで走らせてくれないかな・・・
Phooh!!
分身の術
2005-12-25
分身の術
11月5日
テーラー・ギターのお誘いで、パシフィコの楽器フェアーに出演。
あんまり時間は取れなかったが、普段そんなにお目にかかれない楽器を眺めて回るのは楽しい。
そういえば、どのブースに行っても有田クンがギターを弾いていたな。
彼って、一体何人いるんだろう!?
それにしてもあの轟音の中でアコギの演奏をするのは、ちと辛かった。
特に、ありとあらゆる音程がゴ~ッと渦巻く中でのコーラスは大変。
ピッチなんかとれるか!
Phooh!!
遺伝子?
2005-11-07
遺伝子?
11月2日
今日ダビングすれば、オケ録り終了だ。
で、今日の餌食はスーパー・カントリーで活躍中の若手スチール奏者、尾崎博志君。
弾いてもらうのはスクエアー・ネックのドブロ。
ポジション的には、ユニオン・ステーションのジェリー・ダグラスってところか。
コード進行を無理矢理自分で持って行こうとするのはスチール・ギター・プレイヤーの性?
フレーズを考えすぎて小さくなってしまうのは若さのせい?
もっとオケの乗っかって、自由になればいいのに・・・
それを修正する為の上手なサジェスチョンができないこちらの力不足もあって、とにかく時間ばかりが過ぎて行く。
でも、結果的には上々のテイクが録れたかな。
ありがとう、博志!!
それにしてもこの首の角度、お父さんにそっくりだねぇ・・
Phooh!!
Dr.Kyon
2005-11-07
Dr.Kyon
11月1日
今回のユキさんのレコーディングでは、ヘッド・アレンジの段階からアコーディオンとピアノをどうしても入れたかった。
じゃ、誰に頼もうか・・?
どうせ頼むのならKyonしかいない・・!
彼がカントリーもブルーグラスもテックスメックスも大好きなことは知ってたから。
ピーター・ローワン来日の時には一緒にサポートしたこともあるし、カルメン・マキ・バンドでもしばらく一緒だったから気心も知れているし、何よりも欲しいサウンドを伝えれば絶対に引き受けてくれるという確信があった。
そこでハイドパーク・ミュージック・フェスティバルのバック・ステージで捕まえて話をすると案の定、喜んで飛びついて来てくれた。
ということで、今日はDr. Kyonのダビングの日。
「ジャジーだけど決してジャズにはならないで」
「あまり分厚くコードを弾かないで」
「なるべく音数の少ないフレーズで」
「歌にかぶらない帯域で」
どんな注文にも即座に対応してくれる。
結局、2曲ともテイク・ワンでほぼOK。
あとは少々の直しと、別のアプローチでもうワン・テイク。
どれだけこちらの注文を聞いても、最終的にはKyonの音になる。
素晴らしい・・・!
ベースの茂ちゃんとドラムの吉田君もチョットしたダビングで来ていたので、終了後7人全員で「らーめんはうす」へ。
明日はみんな、ニンニク臭いぞ!!
Phooh!!
吉田屋
2005-11-07
吉田屋
10月27日
府中で弦を買いだめしてから、少し時間があったので前から気になっていた食堂でラーメンを食べることに。
観光地の駅前によくあるような中華も蕎麦も定食もある昔ながらのいわゆる食堂だが、いかにも今風な居酒屋チェーン店やたこ焼き屋に囲まれてしまった今でも「俺だけは絶対にこのスタイルを曲げないぞ」といった感じの威風堂々とした佇まいには頭が下がる。
入って右手の食券売り場にはお爺ちゃんがのんびりと座っている。
お婆ちゃんは、買い物カゴ一杯のネギをかかえて入り口から帰ってくるなりサッと店内を見渡し、小さく頭を下げながら
「いらっしゃいませ」
と、厨房へ消えて行く。
決して大き過ぎず、しかしお客さんにはちゃんと聞こえる心地のいい声量だ。
そんな風情を味わいながら、のんびりとラーメンを待つ。
で、味の方は・・・・?
普通だな。
Phooh!!
The Rose
テン・ホールズ・マジック!
2005-11-07
テン・ホールズ・マジック!
10月17日
ホーム・レコーディング第2弾は、テーラーで午前中に借りてきたばかりのガット・ギターのダビングから。
ラインは使わずマイクのみ・・・
続いて、アリちゃんを呼んでのテン・ホールズ・ダビング。
バラードとブギ風の2曲をお願いしただけだが、もちろんどちらも完璧な仕上がりに。
その昔ユキさんのバックをラスト・ショーがやっていたこともあり、コミュニケーションもバッチリだ。
実はオケを440で作ってあったのでピッチが心配だったのだが、何のことはない。
「ほな、チョット低めで吹きましょか・・?」
やっぱり、アリちゃんは凄いわ!!
Phooh!!
EAST・・
2005-11-07
EAST・・
10月15~16日
テーラーのコンサート打上げ終了後、帰宅するなりドラムの松ちゃんの車で拉致されて、そのまま小林チカコちゃんのサポートのため清里清泉寮へ。
Paul Rusch Festival Yatsugatake County Fair 2005!
両日共にあいにくの空模様だったが、下界の雲の向こうに富士山が顔を出していて、改めて清里高原の眺望のよさを実感。
9月に滞在した時はホテルに缶詰だったから・・
初日の夕方ステージをのぞきにいくと、なんだか懐かしい歌声が聞こえて来た。
"Oh, what a beautiful morning・・・"
オ~!瀬戸龍介さん!!
一昨年初めてお会いしたっきりそのままになっていたシンガー・ソングライターで、70年代に渡米するまでは吉川忠英さんなんかとバンドをやっていた大先輩だ。
娘のHANAYOさんも一緒。
これがまた実に癒し系の、透き通る歌声で気持ちいい。
どこもかしこも2nd.ジェネレーションの時代だ。
奇しくも夕食の席が背中合わせだったのでご挨拶をしたら再会を大喜びしてくれて、是非今度一緒に何かやろうという話でひと盛り上がり。
葉山に素敵なスタジオを持っているので、今度遊びに行かなくては。
ま、こういう話は多々あるが、実現する確率はかなり低い・・・?
Phooh!!
テーラー、テーラー、テーラー・・
2005-11-07
テーラー、テーラー、テーラー・・

10月14日
最近お世話になっているテーラー・ギター主催のコンサート。
小坂忠さん、ブレッド&バター、佐橋佳幸&Life on the Longboard Bandのお歴々の末席を穢させていただいた。
楽屋は昼間から爆笑の渦。
忠さんと泉谷しげるさんが中学の同級生だった話、佐野元春の裏話・・・
だいたい、こんなケータリングってあり?(写真)
それにしても、ギタリスト全員テーラーっていうのが凄い。
フィナーレの出演者全員によるギター・バトルの、その壮絶なこと!
これには、来日中の社長ボブ・テーラーもご満悦・・・
Phooh!!
こんなに食えるか?!
2005-11-07
こんなに食えるか?!
10月12日
今日は、清里で録ってきたベーシック・トラックにギターをダビング。
場所はユキさん宅のリビングで、これから当分は本当の意味でのホーム・レコーディングが続くことになる。
本日のノルマ無事終了後、車で15分ほどの所にある「らーめんはうす」という地元では有名な中華料理屋さんへ。
レバニラ、唐揚げ、かた焼きそば、餃子・・・美味い。
それにしても、この量は尋常じゃないぞ!
Phooh!!
ナイヤに会ったぞ!
2005-11-07
ナイヤに会ったぞ!
10月9日
数年振りに、秩父のページワンでのライブ。
出し物は「松田"アリ"幸一w/テキーラ・サーキット」という、ありそうであまりない組み合わせ。
あいにくの小雨模様で急きょ屋内で演奏することになったのだが、それほど広くはない工房内でのライブはお客さんとの一体感を逆に増幅してくれる。
美味しい食事、美味しいワイン・・夕方、帰りの送迎バスを待ちながら場内をブラブラしていると、
「おっくん、おっくん!」
と呼ぶ声が。
振り返ると・・・ウ~~ン誰だったっけ??
どこかで会ったような気もするけど・・
「久しぶり。内野です」
そうだ、思い出した。
ナイヤだ・・・!(当時のニックネーム)
彼は、20年近く前にやっていたロック・バンドのライブに必ず来てくれて、機材や楽器の運搬を手伝ってくれていた高校生数名の中の一人だ。
恐らくはその頃以来の再会。
やりたい放題の30男と純粋な高校生の物語・・・懐かしい話に花が咲く。
それにしても随分と大人に・・・(笑)、おまけに奥さんまで紹介してくれた。
まさにページワン・マジックだな、これは!
帰りの特急でビールを飲みながら、いつの間にやら爆睡。
「間もなく終点、池袋に到着いたし・・・」
あれ、所沢で降りるんじゃなかったっけ?!
またやってしまった・・・
Phooh!!
Photo by T子
予期せぬ質問
2005-10-21
予期せぬ質問
いつも寄る近所のコンビニで。
とある深夜、入り口にしゃがみ込んでカップ麺をすする高校生とおぼしき若者3人。
条件反射のように「最近の若者は・・」などと心の中でつぶやきながら、そそくさと店内へ。
いつも通りにラガー・ビールとハイライトを買い込んで、清算をすませ外へ出た途端に感じる若者達の視線。
彼らの箸が止まり、会話もフッと途切れる。
おや、何か因縁つけられる様な事をしただろうか?
・・・漠然とした不安と恐怖。
「ねぇねぇ、お兄さん!」
えっ?・・お兄さんってオレの事?
不安と恐怖が具体的な形を持ち始める。
ところが、続けて彼らの発した言葉は実に意外なものだった。
「お兄さんってヒッピー?」
・・・こんなとき、あなたならどう答える?
Phooh!!
同じファンとして言っておきたいことが・・
2005-10-10
同じファンとして言っておきたいことが・・
10月2日
リーグ優勝を決めたばかりのタイガース戦を、神宮のライト・スタンドで観戦。
9割以上タイガース・ファンで埋め尽くされた球場のその一角だけが、スワローズ・ファンの唯一の居場所だ。
だから、黄色いハッピを着た奴はその一角を通行することが許されない。
黄色い応援グッズを手にすることも声を出して応援することも、もちろんジェット風船を飛ばすことも許されない。
もしそんなことをしようとする奴がいると即座にガードマンが飛んで来て、そのタイガース・ファンを排除する。
もちろん、筋金入りのスワローズ・ファンとのトラブルを防止するためだ。
そう、スワローズが優勝を決めた'92年のあの日の「屈辱」をファンは決して忘れてはいないのだ。
あの日、タイガース・ファンは甲子園球場で何をしたのか?
試合終了と同時に球場中から一斉に沸き上がる、スワローズに対する「帰れ」コール。
スタンドから投げ込まれるゴミの山。
ラジカセまでが投げ込まれ、グランドで粉々に砕け散る。
あれでは、どこかの国の野蛮なサポーターと何ら変わらない。
品の悪さと思いやりのなさ。
セレモニーも何もあったものじゃない。
穢されたリーグ優勝の瞬間。
あの日のことを、私たちは絶対に忘れない・・・
Phooh!!
宮前ユキRECORDING@清里
2005-10-10
宮前ユキRECORDING@清里
9月22日
北海道からインタープレイ@藤沢に直接入る。
何年か前にもまったく同じパターンがあって、その時は羽田空港に貴重品一式を忘れるという失態を演じたため、今回は細心の注意を払っての単独移動。
(そう言えば、先週も仙台から直接ナッシュビル@銀座に入ったな・・)
ライブ終了後、自宅からレコーディングで使う楽器を山積みして来てくれた小泉君の車のわずかなスペースにユキさんと2人で潜り込み、いざ清里へ。
明日から27日まで、旧清里高原ホテルを借り切ってのリズム録りだ。
1:30am、無事到着。
それにしてもユキさんの荷物は、ほとんどが食材。
バーベキューが楽しみなのは分るが、それにしても一体何しに来たの?!
Phooh!!
9月23日~27日
別棟のコーヒーハウスのテーブルを片付け、そこに機材を持ち込んでの録音。
エンジニアの佐藤氏は前日から入って、すでに部屋鳴りなどのチェックを終えている。
今回の目標は基本的なリズム録り11曲とスチール・ギターのダビング。
毎日お昼前に起きて朝昼兼用の食事の後5~6時間のセッション、夕食後は4~5時間のセッション。
その日のノルマを終えると、かつてロビーだったと思われるリビングで暖炉を囲みながらのジャム・セッションやフリー・トークとイッパツ芸!!
TVもラジオも新聞もない。
あるのはアンティックな2台の蓄音機のみ・・・
とても日本でのレコーディング風景とは思えない贅沢な環境だ。
ハイライトはコーヒーハウスの隣にある小さな教会での、Vocal、A.Guitar、Uplight Bassだけの1発録り2曲。
佐藤さん以外はヘッドフォン・モニターもせず、それぞれのマイクとアンビエンス用のマイクのみで記録していく。
のぞきに来たギャラリーは、そのものすごい緊張感に弾かれたようにその場を去って行く。
咳払いもできないし、そもそも一度曲が始まると身動きひとつ許されないからだ。
残念ながら結局3人ともOKという完璧なテイクは録れなかったが、部分的にボーナス・トラックとして使えるかも知れないのでお楽しみに。
最終日は、時間の許す限りギターとマンドリンのダビング。
その後スタジオとして使っていたコーヒーハウスを元の姿に戻し、ホテル内を掃除してから帰路に。
北海道へ旅立った11日前と同じ荷物を引きずって、今度はユキさん親子と3人で小海線~中央線の旅だ。
撮りまくった写真のスライド・ショーを見ながら食べる駅弁の、なんと美味しいこと!!
本当に、お疲れ様でした!!
Phooh!!
Websiteリニューアルに当たりYoutube動画情報を追加しました。(2012-07-21)
テキーラ・サーキット蝦夷ツアー'05
2005-10-10
テキーラ・サーキット蝦夷ツアー'05
9月16日~21日
個人的には別件で時々訪れることもあるが、テキーラ・サーキットとして北海道をツアーするのは4年振り?
最近元気を取り戻した早川氏の尽力で、ようやく実現した。
札幌~富良野~札内~北見~旭川~札幌・・・
北海道を左回りに周回するコースで、毎日乗り打ちのオフ無しというハードなスケジュール。
それでも、どこへ行っても皆が暖かく歓迎してくれると本気で演奏してしまうのはミュージシャンの性。
今回はツアー後のスケジュールを考えてほとんどの2次会を辞退させてもらい、おかげで大した疲労感もなく全行程を終了することができた。
・・・そうか、疲れの原因はただ単に飲み過ぎってこと?!
フライアー・パーク@札幌の宗形さん、傷つく森の緑@富良野の佐々木さん、幕別町の西田さん、オホーツク・ビア・ファクトリー@北見の渡辺さんと小林さん、アーリータイムス@旭川の野沢さん、FM2の曽根さん、全てのスタッフの皆さん、お客さん、そして全行程をケアしてくれたツアー・コーディネイターの早川さん・・・
本当にどうもありがとう。
これに懲りずに、また呼んで下さい。
それから、東京から友達と駆けつけてくれたKちゃん、3カ所も通ってくれたToby夫妻、素晴らしいケータリングを用意してくれたYさんにも、改めて感謝!
それにしても帯広のホテルでなくした眼鏡は、一体どこへ消えたんだろう・・・
Phooh!!
マーク・ベノ Vol.3
2005-10-05
マーク・ベノ Vol.3
9月12日
早めに仙台入りしたので、サテンドールの岡崎氏(主催者@仙台)の車で青葉城跡を見学することに。
日本の歴史的なものを見るのは今回が初めてらしく、あらゆるものに興味を示す。
特に気に入ったのは七夕飾りの千羽鶴と、ずんだシェイク!!(笑)
今日の会場にはグランドピアノがある。
店に入りそれを見つけるや否や、マークは嬉しそうに黙々と弾き語りを始める。
余程気持ちよかったのだろう、
「オックゥ!(私のことをこう呼ぶ)新曲だ。チャートを書くかい?」
「待って。その前にセッティングをしよう」
ピアノの配置を変えた後、結局4曲のチャート(コード譜)が新たに出来上がった・・・
サウンド・チェックはなかなかシビアだ。
溜まった中域を取るのに一苦労。
昨日のこともあるので、マークが自分でチューニングしやすいように結線してあげる。
しばらくチューナーとにらめっこした後、合ってるかな?という面持ちでこちらを見る。
3弦がまだ低い・・でも、こういう緩さも私にとっては彼の魅力なのだ。
何せ、「本物」なのだから。
「ボビー・ウーマックは、ここでこういうリフを弾いてたよ」
などという、情報好きにはたまらない発言も・・・
そう言えば4人共、朝から何も食べていない。
炭火のステーキが食べたいというので、岡崎氏に紹介してもらった地元でも一番美味い炉端焼き屋へ。
マークは300gの仙台牛とサラダ、私とK女史はキンキの焼き物と焼きミル貝etcをシェアすることに。
彼は一切アルコールを口にしないが遠慮もせずに一人で生ビールを頼むと、店主が気を利かせてお通しを4人分出してくれた。
白子の酢の物!
ところが困ったことに、他の3人はこの最高の食材を口にしたくないと言う。
ああ、プリン体の独り占め・・・
さあ、本番。
腹ごしらえしたマークは、飛ばす飛ばす。
前半のセットリストが終わっても止める気配がない。
途中から予定の曲がどんどん変わる。
もちろん今日レパートリーに加わったばかりの4曲も。
お客さんのドリンクやトイレのこともあるし、これは何とかしないといけないと思い、切りのいいところで
「少し休もう」
と言うと、意外とあっさり
「OK!」
結局後半の残り何曲かをこなし、一人でアンコールをやって大盛況のうちに終了。
これならお客さんも大満足だろう。
仙台まで遥々見に来てくれていた、私のソロ・ライブにいつも来てくれるCさんカップルも十分楽しんだ様子。
そして最後は、みんなで
「ハイ、ポーズ!!」
ライブ・ハウスからの帰り道、マークがポソッとつぶやいた。
「あと10回位はギグをやりたかったね。きっと最高のコンビになれるよ」
近い将来、本当にそんなことが実現するんだろうか・・・
マーク&ヴィッキ、K女史、そして麻田さん・・夢のような3日間をありがとう!!
Phooh!!
Websiteリニューアルに当たりYoutube動画情報を追加しました。(2012-07-21)
マーク・ベノ Vol.2
2005-10-05
マーク・ベノ Vol.2
9月11日
マーク夫妻、Tom'sのK女史、私の4人連れで、いよいよ北海道へ乗り込む。
迎えに来ていた札幌公演主催者、早川氏をニックネームで紹介すると、
「なに、Junkyだって・・?!」(笑)
とりあえず寿司が食べたいと言うので、安い回転寿司へ。
マークはてんこ盛りのわさびを一皿もらい、醤油をたっぷりと張った小皿に寿司を置き、そこで御飯を崩しながらわさびとあえて食べにくそうに口へ運ぶ。
こちらが美味しそうだと思うネタを奨めても決してそれを食べず、ひたすらカッパやアボガド・・
そう来るなら・・と納豆巻きを奨めてみる。
「これはビーンズ」
「オー」
果たしてどんな顔をしたか・・・
「美味しい!!」だって!!
さてさてライブの方は・・・
ま、初日だし、こんなもんだろう。
チューニングとか色々あったが、それでも初めて聴くピアノ(デジピ)の弾き語りは、やはりスワンプそのものだった。
レオン・ラッセルをゆるくした感じ。
横で大きくリズムを取っていると、その中をコロコロと気持ちよく転がって行く。
最近はギターよりピアノの方をよく弾いている、と見た。
Phooh!!
マーク・ベノ Vol.1
2005-10-05
マーク・ベノ Vol.1
9月9日
マーク・ベノの泊まっているホテルの一室で、札幌・仙台用のリハーサル。
「これはみんなで演ったことがあるからいいね。」
「ここのコードはどう押さえるんだっけ?」
「新曲をやっておこう」
「そうだ、あれをもう一度やっておこう」
「いい感じだな」
・・・初めて2人でセッションをした1週間前からは考えられないほどスムースに時は流れる。
「それじゃ明日!」
最近手に入れた私のギターが余程気に入ったようで、Taylorのまったく同じモデルをツアーに持って行くことに。
そうだ、自分のケースに印を付けておこう・・
9月10日
宮前ユキさんのリハ終了後、大急ぎで渋谷クワトロに急行。
ラリー・パパ&カーネギー・ママをバックに従えたマーク・ベノ最後のライブに飛び入りするためだ。
取りあえず回線だけチェックして、本番まで時間があったのでラリパパの数名と居酒屋へ。
彼らは狭山、横浜、大阪、京都と回って来た後だけに、初めてリハで会った時よりもずいぶんリラックスしている。
楽屋でラリパパのオープニン・グアクトを遠くに聴きながら、マークはギターをかかえて突然なにか歌い始める。
奥さんのVickiに、急いで歌詞をメモしてくれと頼んでいる。
どうやら曲が浮かんだらしい。
私のギターを指差し、ここで何かいいコードはないか?というようなことを聞いてくる。
「ポロ~~ン!!」
「Oh, beautiful !!」
「ここで何かリフを弾いてくれ」
「タリラリラ~ン!!」
「Yeah, I like it !! 」
明日から2人きりのミニ・ツアーが始まるのだ。
・・・きっと上手くいく!!
Phooh!!
ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル
2005-10-04
ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル
9月1日
マーク・ベノ w/ ラリー・パパ&カーネギー・ママのリハーサルに参加。
明後日に控えた狭山ハイドパーク・ミュージック・フェスティバルに向けてのリハーサル初日だ。
少し遅れてスタジオに入ると、すでにセッションは佳境に入っている。
ギターで参加するのは Chasin' Rainbows1曲のみのはずなのだが、セッティングが終わるや否や予定外の曲でもなんでも「次はお前のソロだ・・」と指示が飛ぶ。
きっと本人もバンドも、まだ私が何者なのか把握できていない・・・(笑)
全体のリハが終わった後、ようやくマークと2人っきりのツアー用リハーサルが始まった。
いきなり聴いたこともない曲を立て続けに4曲。
やたらとコードや構成がややこしい。
バンド・セッションでは昔の懐かしい曲ばっかりやってたのに・・・
Phooh!!
9月2日
お昼から、今日はもう一人のゲストDr.Kも参加してのリハーサル。
1回通した後、都内のスタジオから狭山の会場へ移動してサウンド・チェック。
昨日載せたばかりのドブロのピックアップは、なんとか上手く機能しそうだ。
素晴らしいロケーションの会場内を、ボランティアのスタッフ達が険しい顔をして慌ただしく走り回っている。
中には、何人か知り合いの顔も。
この県立公園を使っての初めてのコンサートということで、地元では相当数の苦情が来ているらしい。
とにかく第一回目を何とか成功させなくてはという使命感と疲労感。
ご苦労様!!
9月3日
H.M.F. 初日は9:30入り。
朝から天気がよすぎて、暑い。
すぐにでもビールを飲みたいところだが、18:40~のマークのステージまでに出来上がってしまってはまずいので、流石にここはグッと我慢の子。
テキーラのステージが終わって場内をふらついていると、知り合いのお客さんに何人も出くわす。
みんな美味そうにビールを飲んでいる。
とにかく暑い!!・・そして、ついに15:00ビール解禁!!
16:30~バックステージで、ほろ酔い気分の森山良子さんとラリパパの浦ちゃんとコーラスの打ち合わせ。
上手くハモれるかな・・?
18:10~30分巻きという脅威の進行で、いよいよマークのステージがスタート。
ところが意外なことに、30数年来あこがれ続けた人と同じステージに立っているという感覚は何故か不思議なほど冷めたものだった。
今でも旅に出る時には、彼のアルバム Minnows や Lost in Austin を必ず持って行く。
Donovan 以外では最も数多く聴いたアルバムだろう。
それなのに、こんな素晴らしい瞬間を少しも興奮することなくクールに楽しめたことが果たして幸せなことだったのかどうか・・
Phooh!!
9月4日
出番はないが、休みなので午後フラッと遊びに行ってみた。
ラスト・ショーのスタートとほぼ同時に雨が降り出し、19:00にエリック・アンダースン w/ ラスト・ショーが終わるまでの3時間半は近年まれに見る豪雨。
それでもお客さんの数はほとんど減らないのが、こういう野外イベントのすごいところだ。
バックステージのテントで雨を凌いでいるところへ、旧友の佐野元春御一行が到着。
「やあやあ、久しぶり。」
「2年振りくらいか? ところでバンドだけで演奏の後、ブルースっぽい曲を歌うんだ。一緒にステージに上がらないか?」
「今日はギター持って来てないんだよ」
「でも、簡単な曲だぜ。キーはGでズンチャ、ズンチャ・・・スキッフルだな。」
「・・・わかったよ。今ギター借りてくる」
そして彼の出番が来た途端、それまでの雨は嘘のように上がり秋の虫達が一斉に鳴き出した。
Dr.Kの参加する野外イベントには気をつけろ!
雨具を忘れるな!
それにしても、絵に描いたような「雨男」と「晴れ男」・・・
Phooh!!
チームSachiko Vs. テキーラHeads
2005-10-04
チームSachiko Vs. テキーラHeads
8月31日
テキーラ@バック・イン・タウンに、Sachikoさんとサポートのカッちゃんがゲストで出演してくれた。
相変わらずの歌姫ぶり。
ライブ後はチームSachiko@湘南とテキーラ・ヘッズ合同で打上げ@461。
明日は早くから大切なリハーサルがあるというのに、やっぱり終電を逃した・・・
Phooh!!
空腹に勝る調味料なし!
浜から浜へ・・
2005-10-04
浜から浜へ・・
8月20日
白井英一郎企画の「Coast To Coast」@サムズアップ。
この濃い出演者リストをご覧あれ・・!!
で、今回は何よりも NUDE VOICE の成長ぶりに唖然。
特に2人のギターの絡みは、すでに「若い男女デュオ」というニュアンスを超えている。
私も少し関わったファースト・アルバムのリリースがようやく決まったようで、これからの活動が楽しみだ。
ちゃんとギター練習しなきゃなぁ・・・
Phooh!!
群馬よいとこ一度はおいで・・・
2005-10-04
群馬よいとこ一度はおいで・・・
8月18日
13:00、Studio Sound Tam@群馬県安中市に到着。
初めてなので恐る恐る中へ入ると、オーナーでエンジニアの田村さんが笑顔で迎えてくれる。
他のメンバーはまだ誰も来ていない。
あれ?・・奥の部屋から知ってる顔が。
故・坂庭省吾さんの事務所のU女史だ。
そう、ここは坂庭さんのホームグラウンドなのだ。
こぼれていた2曲のTDを終え全員で温泉に寄ってから、冷泉さんが最近建てた別宅へ。
スタジオからは車で5分程だ。
全員短パンやら甚平に着替えて、取りあえずは乾杯。
途中からスタジオの2人も加わり・・・
先に寝た冷泉さんの
「いい加減に寝てくれないかなぁ!」
という怒号が飛ぶまで大宴会。
ミュージシャンに酒を与えておいて2時間で切り上げろって、そりゃ無理な相談だわな・・・
8月19日
山のような採れたてのブルーベリーを絞ったジュースで目覚めると冷泉さんはもう畑仕事を終え、草刈りに精を出している。
今日は一気にマスタリングだ。
スタジオへ戻り全体のトーンを決めた後、曲間の時間を決める段になって四苦八苦。
語りあり、カントリー調あり、シャンソン調あり、ファド調あり・・・のバラエティに富んだアルバムなだけに、この辺の作業は徹底的に納得するまでやらなければならない。
本業が役者さんということもあって、本人もこの辺では決して譲らない。
・・・頑固度では、ミュージシャン・チームの完敗か?
Phooh!!
ツイン・ドラム・・
2005-10-04
ツイン・ドラム・・
8月15日
今日と明日はTAINUI(タイヌイ)立ち上げ以来初めての、メンバー全員揃ってのレコーディング。
「いいドラムを録る」ということを最優先にアコギはブース、ギターとエレピはラインというセッティングで、とりあえずセッションを始める。
ドラムは、ゲストとして呼ばれた小笠原たくみ君と渡嘉敷君とのツイン。
彼らはお互いに初対面、どうなることやら・・・
今日予定していた2曲は共に、それぞれ3~4テイクでOK。
流石にみんな、仕事が速い!
8月16日
リズム録り2日目。
昨日のテイクに若干の手直しをした後、佐藤さんの曲、マイクの曲、私の曲のリズム録り。
結局すべてツイン・ドラムでやろうということに・・・たくみ君、上手いなぁ!!
最後に佐藤さんのアイデアで、ループを聴きながらの8小節ツイン・ドラム・バトル。
10分は続いたかな。
2人とも、まぁ、よくもあれだけフレーズが沸き出すもんだ。
でも、無責任なギャラリーの歓声に迎えられた2人はヘトヘト。
そりゃそうだろう。
リリース前提のレコーディングなんだから・・・
Phooh!!
笑顔
2005-10-04
笑顔
8月12日
今日も冷泉公裕のレコーディング。
Water Color Studio@能見台にて歌の直しとTDだ。
河合が休みだったので、めぐみちゃんと私とエンジニアのしんちゃんで「あ~でもない、こ~でもない」の12時間・・・
首都圏での作業は14日を残すのみとなった。
後は群馬県安中市に泊まり込んでのTDとマスタリング。
なんとか取りこぼし無しで行けそうだ。
そういえば朝、スタジオの前でThe Road & The Sky@金沢文庫のオーナー、成ちゃんに声をかけられた。
車を見かけたので、ついて来たんだという。
先週のチョットした嫌なニュースを聞いていたので尋ねると、
「元気に頑張っているから大丈夫だよ!」
と、相変わらず青空の様な笑顔で答えてくれた。
・・・よかった。
Phooh!!
モノリス?
2005-08-11
モノリス?
8月2日
汐留カレッタでテキーラのライブ。
なんだかこういう場所は、どうも落ち着かない。
六本木ヒルズに行った時にも同じ感覚を味わった。
東京育ちの人間には無縁の、架空都市「TOKIO」って感じ?
どこに育っていても、地元にそんなものができたら同じ気持ちになるんじゃないかな?
それにしても、ステージから見上げた夜空にそびえる高層ビルの姿。
あれは一体なんだ?!
自分がまるでモノリスを見上げるサルのように思えてきた。
空に向かってギターでも放り投げたい気分・・・2001年宇宙の旅。
えっ? あの映画って、もう4年も前の話だったの・・・?
Phooh!!
朝ごはん
2005-08-11
朝ごはん
朝ごはんは欠かせない。
余程の事がない限り、毎日しっかりと食べる。
小さめの茶碗に3分の1位のご飯(荒くすった黒ゴマをたっぷりかける)。
キノコ、豆腐、わかめ、刻みネギなどのたっぷり入った具沢山の味噌汁。
シソと塩だけで漬けた梅干し。
納豆と漬け物。
これらを基本にして、そこに季節の野菜や魚、卵などが日替わりで加わる。
そして食後、できれば30分は仮眠する。
顔を洗ってシャワーを浴びて、いざ出陣!!
だから、出かける2時間前には起きなければいけない。
最近は朝食前にプールに行くこともあるので、その分よけいに美味しい。
夏は忙しい・・・
Phooh!!
差し歯は正しく・・
2005-08-11
差し歯は正しく・・
7月29日
宮前ユキさんのライブ@ナッシュビルに、あの伝説のベーシスト江藤勲さんが遊びに来てくれた。
60年代の和製ポップスのほとんどを陰で支えたピック弾きの天才。
「最近世の中っていうか人間全体がが変だから、あなたみたいに子孫を残さないっていうのもひとつの見識ですよ」
と、我がままな私を優しく包み込んでくれる。
・・・さすがに大きい。
初めてお会いした今年の2月、テーブルから何かを拾って口に入れながらモゴモゴしているので、
「どうしたんですか?」
とたずねると、
「いや、差し歯が落ちてね・・・(笑)」
しばらくして、また口に手を入れるので
「大丈夫ですか?また落ちましたか?」
・・・すると、
「ヒッヒッヒ・・差し歯を上下逆に入れちゃったんで直してんの!」
Phooh!